あれー

とあるライフサポートの依頼で深夜に出動。

現着するとガラスドアの中で若い女性が待っている。
そこはまずガラスドア、次にオートロックの自動ドアという構造。
オペレーターからの連絡では「オートロックの中には入っているが、
自室までの途中のドアのカギがない」という話だった。
だからお客様はどこで待っているんだろうと思案しながら来たけど、
ま、とにかく寒い深夜、吹きっさらしでなくてよかったわ。

で、オートロックをピッキングで開けて中に入り、
エレベーターに乗ったら「あれー！私のカギだー」と雄たけびが。
見ると、エレベーターの壁にカギが貼り付いている。
出かけるとき、ブーツの紐が気になっていて、
部屋のカギをかけたかどうかも覚えていなかったとのこと。
もーー。

どなたか親切な方が拾ってくれたんでしょうね、
と思いましたが、
今の時代何があるかわからないので施錠と内部の安全を確認して撤退いたしました。
もー。